ショーソン オ ポム

ムラタはショーソン オ ポムが好きだ。
ものすごく好きだ。
だけど作りたくない。

本当に好きなショーソンを作るのが物理的に不可能だと思うからだ。

では本当に好きなショーソンはというと。

ショーソンの下のパイまでサックサクに焼き上げたパイだ。

なんで物理的に不可能かというと。
ショーソンの中にりんごのコンポートを詰めて焼くのが常なのだが、
そのコンポートの水分のせいで、
コンポートとパイの接点は100度以上に上がれないのだ。

だからショーソンの下のパイは生焼けっぽくなる。

だからショーソンが好きだけど作りたく無い。

こんな子供じみた拘りのせいで、いまだにメゾンムラタにはショーソンが出ていない。

っでだ。
食べたくなったので本格的に考えてみた。

コンポートを後詰にしようと思う。

パイだけで焼いて、
後からコンポートを詰めようという魂胆だ。

 

っで試作1号がこんな感じだ。

このコンポートを詰める中身を空洞にする事が課題である。

今までに無い事をしようとしているので。
当然ながらそんな器具は存在しない。

良いものを作りたいから考える。

下までサクサクのショーソンオポム。
食べてみたいな。っと。