ずっと探し続けてたもの。
それは、オーブンにハード系のパンを窯入れするときに使う
『自動昇降機』だ。
ムラタの気に入っているベーカーズプロダクションのオーブン。
これについてはズーっと昔に一度ブログで書いた事があるけど今一度おさらいをすると。
断熱材の厚みが分厚くて保温性がすごく良い!!
電熱線の入り方がなんだか良い感じで、手前と奥側のバランスが良い!
こんな理由ですごく気に入っているオーブンなのだけれども。
ベーカーズさんで出ているリフトは、ムラタパンの天井の高さでは、備え付け型のリフトをつける事ができず、悩んでいたのです。
まずなんでリフトが必要かというと、
それは、スリップマットの上にバゲットを並べて窯入れしようとすると、
10kg近くの重さのものを140cmの高さ、90cm、50cmっと各段に入れなければならない。
90cmの段の場合はそんなに力が必要にはならないけれど、
問題は140cmと50cmだ。
高いと背が低い子やパワーがない子だと持ち上げる事ができず、
窯入れができない。
低いと、腰を使って作業することになってしまい、
腰を痛める危険性がレベル10になってしまうのだ。
だから早急に対処しなければいけないと思いつつ。
今に至ってしまったという感じだ。
そんな中、年末年始のお休みでネットの世界をサーフィンしていると。
見つけてしまったのがこちら。
金額で言うと30万円くらい。
耐久性は今の所わからないけれど、
納得のいく金額だ。
これでスタッフの健康に一役買えるのであれば、
これで、タップの低いスタッフや、女性スタッフが、
ハード系の焼きを覚える事ができるのであればご納得の価格である。
大手パンメーカーのパンレベルが着実に上りつつある中で、
パン屋に求められるものが、スーパーやコンビニで買うことの出来ないパンに的を絞られつつある昨今。
パン屋として生き残る術はどこにあるのか。
今後パン屋になろうとする若き職人たちは何を学んだら、差別化ができ、
遠方からもお客様を呼べるパン屋になれるのか。
ムラタがスタッフに教えるべきこととは何か
代表選手と言えば、やはりハード系と折り込み系ではなかろうか。
このハード系
仕込みも、分割も、成形も、パワーがない方でもある程度はできる。
だけど、タップ、パワーがない子に焼きが務まるかと言うと、正直、
誰かのサポートがいる。
だから、どうしても『自動昇降機』が欲しかったのだ。
っで使い始めて1週間になるが、もう素晴らしいの一言だ。
体力の消耗も少なくなり、そのポジションに就けるスタッフの幅も広がった。
今年1番の買い物である。
これを設置するにあたり、色々と、配置のことや、天板のこと、昇降の高さの事を準備する必要があったが、今の所うまく回っている。
機械は上手に付き合えば最高の補助になる。
ありがとうございました!